木質バイオマス導入調査
今月は北広島町にて新たに木質バイオマスボイラ(熱)の導入が可能かどうか、需要側施設の現場を見させていただきながら検討に入っています。
木質バイオマスは多くの自治体で導入意向をお聞きしますが、実際に導入に至るまでのハードルが多くあると思います。
その一つに、需要側施設の設置スペースの問題があります。
地方部は駐車場が広いことが多いですが、小高い丘の上に温浴施設があり、施設のすぐ周りには駐車場も少なく、障がい者用スペースとわずかに車寄せ程度で、少し下ったところに広めの駐車場がある。木質バイオマスボイラが既存のボイラー庫に収まらないので、別途でボイラー棟(チップのサイロ含む)を建てたいけど、駐車場をつぶせない、他の空いてそうなスペースにも地中に下水管が通ってるとか。また、チップを積んだダンプの搬入経路が確保できないということもあったりします。海上コンテナを改造してコンパクトに収めるパッケージ型のペレットボイラもあったりしますが。
いろいろすぐできるものではありません。
各地の事例を参考にしながら、木質バイオマスの熱利用を進めていきたいですね。
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